「老いの日にも見放さず
わたしに力が尽きても捨て去らないでください。」   詩編71:9

 神は永遠に変わることなく、わたしたちの避け所、大岩のような立ち所です。言い換えれば、どんな艱難からも逃れさせてくださる方、救い出してくださる刀なのです。ですからこの方に、わたしたちの実の希望があります。この方を讃美せずにはおれません。
 「母の胎にあるときからあなたに依りすがって来ました。
あなたは母の腹からわたしを取り上げてくださいました。
わたしは常にあなたを賛美します。」(6節)
 これまでの人生をとおしてこの神の真実は証しされました。老いても信頼をもって依り縋ることができます。いやむしろ、歳と共に内なる力が失われ、この世の依るべきものが遠のくことによって、いよいよ神の真実に依り縋ることができます。この詩人はその信頼の中で歌い、祈るのです。見放さず、捨て去ることのない神への信頼を込めて。
 老い、朽ちてゆく自分の確かさでなく、この変わることのない神の確かさのゆえに、わたしたちの信仰があるのです。とぎすまされた信仰の仕上げへと前進しましょう。