「それゆえ、わたしの主が御自らあなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産みその名をインマヌエルと呼ぶ。」   イザヤ書7:14

 「インマヌエル」とはヘブライ語で「神我らと共にいます」という意味です。聖書は全巻通してこの事実を伝えています。ある時は信仰告白として、またある時は神自ら宣言されるメッセージとして明かしされています。しかし、その多くは苦難と悩み、滅びのどん底に突き落とされるような状況の中で確認される真理でした。わたしたちを絶望から希望へ、死から命へ喚起する神の真実がこの言葉に込められているのです。
 名は体を表すと言いますが、名前や呼び名は単なる符号ではなく、その存在の代名詞です。この預言から約700年後、文字通りこの名をもって呼ばれるにふさわしい存在としてイエス・キリストが誕生されました。神の約束が実現したのです。以来この救い主イエス・キリストを信じる者も「インマヌエル」と呼ばれる存在とされているのです。初代教会の伝道者パウロが、「生きているのは、もはや、わたしではない。キリストが、わたしのうちに生きておられるのである」(ガラテヤ2:20)と告白するとおりです。わたしたちも「インマヌエル」、希望と命を指し示す存在です。