11月
18
「イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。」 マルコによる福音書1:16
イエスさまにはたくさんの弟子たちがいました。その中でも12人をいつもそばにいる者としてお選びくださったのです。新しい神の民、イスラエルの徴として12人をお選びになったに違いありません。それにしても、なぜ彼らが選ばれたのか、その基準がわからないほどバラバラです。適当にではないはずです。何かイエスさまに意図があったのでしょうか。
その最初の選びがここに記されています。ガリラヤ湖の漁師たちでした。イエスさまは彼らをご覧になりました。いや、彼らの働きぶりをご覧になったのです。注目されたのです。観察されたのです。その結果が招きにつながりました。
彼らはすべてを捨ててイエスさまに従いました。それまでの生活の手段も、規範も、場も捨ててイエスさまに従ったのです。
いったい何がイエスさまの「お目に適った」のでしょうか。それは彼らの生きる姿です。そこに注目された主は、生きることに真剣な彼らをお用いくださったのです。