11月
25
「刈り入れる人は報酬を受け、永遠の命に至る実を集めている。こうして、種を蒔く人も刈る人も、共に喜ぶのである。」 ヨハネによる福音書4:36
信仰生活のカレンダーは、主の御降誕、来臨を待ち望む「降誕節/アドベント」から始まり、「終末節」で終わります。イエス・キリストの誕生、受難、復活、昇天につながるキリストの半年を数え、聖霊が弟子たちに降り、世界宣教が始まったペンテコステ以降、教会の半年へと続くのです。主イエスが「わたしは再び来る」と約束くださったその日に向けて日々備え、前進しているのです。
その営みは収穫を期待する種蒔きに喩えられます。大麦の収穫と小麦刈りの始まりを感謝するペンテコステの祭に、聖霊が種蒔く者をたて、刈り入れられる者を次々と起こされたように、既に神の倉の収穫は始まっています。
「目を上げて畑を見なさい」とイエスさまはわたしたちに注意を喚起されます。「色づいて刈り入れを待っている」と。それは、罪人がひとりでも悔い改め、滅びることがないように、と忍耐し続けられる神の期待です。神の時のせまりを覚えながら、神の収穫の業に招かれている喜びを味わい知りたいものです。