2月
10
「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」 エレミヤ書29:11
バビロン補囚は民の背信に対する神の裁きと目されました。しかし、70年を満たしたなら、顧み、連れ戻す、と神は預言者エレミヤを通して語りかけてくださいました。解放の約束です。この恵みのゆえに、神の民が主を呼び、近づいて祈り求めるならば、聞いてくださる、と言うのです。神は隠れておられません。必ず見出し出会うことができる、と。
なんと言うことでしょうか。神のご計画、それは救済のご計画なのです。神に造られた者が本質的に神との約束を守れず、その恵みを失っています。生きよと仰せられながら、自ら死の道を選んでしまいました。にもかかわらず、ご自身が造られた者を最後まで愛しとおしてくださる方が、繰り返し心を変え、わたしたちに近づき、機会を与えてくださるのです。「平和の計画」、「希望を与える」神の業こそイエス・キリストの十字架となってわたしたちに示されました。ここにいのちがあります。ここに救いがあります。