「終わりに、兄弟たち、わたしたちのために祈ってください。主の言葉が、あなたがたのところでそうであったように、速やかに宣べ伝えられ、あがめられるように、」   Ⅱテサロニケの信徒への手紙3:1

 「終わりに」とは、この手紙が結びに近づいたからでしょう。しかし、同時にわたしたちにはいろいろな節目があって、終わりを意識するときがあります。特に永遠の命に生きようとするクリスチャンは、全ての時を深く、真剣に関わり、いつ主が来られても悔いなく終末的であろうとするからです。
 ここで、祈り、導く者が、祈ってほしいと願っています。これは終わりを意識する者のせつなる祈りです。「わたしたちのために」ではありますが、その目的は、わたしたちを通してますます「主の言葉が」、福音が、速やかに、広く、確実に伝えられるようにとの願いです。福音に仕える者が、この祈りの交わりを通して共にその働きに参与することを促してもいるのです。福音の宣教はキリストを信じる者全てに託された業だからです。これは常に節目を迎えた「終わりに」確認される祈りです。これこそ、互いの立場を越えて、執り成し祈りあうキリストにある交わりでもあります。